いつもなら、ラジオを聞いていただいている皆さんが喜んでもらえるようなそんな旬の曲を選ぶのですが、今回は東北地方を襲った大震災のことを考えると、どうしてもノリが良い明るい曲は選ぶ気になれません。
そこで、私なりに「感動と勇気」をもらえる、そんなジャズの名曲・名演奏を3曲ほど選んでみました。
そのなかでも第一に選んだのが、SONNY ROLLINSの「テネシー・ワルツ」でした。
この曲は、1950年にパティ・ペイジが歌って大ヒットしましたが、亡くなった江利チエミさんがデビューしたときに歌っていたので、日本ではかなりの年配の方たちにも親しまれている曲だと思います。
ぜひ一度、テナー・サックスでこの曲を歌い上げているS.ロリンズの演奏を聞いてみてください。
最近では、綾戸智恵さんがこの曲をレパートリーにしていますが、S.ロリンズはまるで日本人のこころがわかっているかのような演奏を聞かせてくれています。
