往年のジャズ・ジャイアントが亡くなっていくなか、Sonny Rollinsは昨日80歳の誕生日を迎えました。
ジャズを少しでも聞きかじったことがある人なら、たいていS.Rollinsのアルバム「SAXOPHONE COLOSSUS」は持っていると思います。
しかし、1974年にスイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルでのライヴ・アルバム「THE CUTTING EDGE」は知らないという人も多いと思います。
このアルバムでは、バグ・パイプを参加させ、ギター奏者としてわが増尾好秋がのりに乗った演奏を聞かせてくれています。もちろん御大S.Rollinsの素晴らしさは言うまでもありません。ぜひ一聴されることをお勧めします。
私も、静岡でS.Rollinsのライヴを3回経験しておりますが、S.Rollinsのステージはアルバムには収まりきれない楽しさがあります。
但し、残念なことに「THE CUTTING EDGE」では、なぜかピアノ・ソロがごっそりカットされてしまっているのです。多分、レコード会社の専属契約のカベが厚かったのではないかと推測する次第です。
ま、このアルバムを聞いていただくときには「本当のライヴはもっとすごい演奏だったんだろうな。」と思って聞いてください。
