オリンピックも終わって . . . 。

とうとうバンクーバー・オリンピックも終わってしまいました。
意外に面白かったのはカーリングでしたね。

花形種目は、何と言っても女子フィギュアスケートではないでしょうか。
浅田真央は惜しかったけれど、キム・ヨナの金メダルには誰もが納得せざるを得ないと思います。
音楽好きの私としては、各選手がどんな曲を使って演技をするのかが楽しみでした。
そのなかで、銅メダルに輝いた地元カナダのジョアニー・ロシェットが「サムソンとデリラ」のバックで演技をするというので、どんな演技になるだろうと興味がありました。かつてのハリウッド映画の曲だと思っていたからですが、ロシェットが選んだのはサン・サーンス作曲による歌劇の曲のほうでした。

映画「サムソンとデリラ」では、神から怪力を授かった英雄サムソンをヴィクター・マチュアが演じています。V.マチュアと言えば「荒野の決闘」のドク・ホリディを思い浮かべますが、酒におぼれたガンマンよりも、よっぽど怪力サムソン役のほうがはまっていると思いました。

この映画の映画を担当したのはヴィクター・ヤング、デリラの妖しげなムードがよく表わされています。
ジャズでは滅多に取り上げられることのない曲ですが、Clifford Brownの名盤「ブラウン=ローチ・クィンテット」ではA面トップに演奏されるという破格の扱いよう。
このアルバムは他の演奏も聞きどころがいっぱいあります。ぜひ一度聞いてください。

  


Posted by カフェおやじ. at 2010年03月01日21:25