彼は若いころから、オーネット・コールマンやカーラ・ブレイなどの個性的なミュージシャンと共演していましたが、後年には、キース・ジャレット、ハンク・ジョーンズ、パット・メセニー、ケニー・バロンらとのデュエットアルバムも発表しています。
以前、ケニー・バロンとの共演盤「Night And The City」についてはこの欄で紹介させていただきました。私の愛聴盤の1枚です。
今回、追悼のため、以前から手に入れたいと思っていたハンク・ジョーンズとのデュエット・アルバム「Steal Away」を購入しました。黒人霊歌や賛美歌、古い民謡をピアノとベースだけで演奏しているのですが、例えようもない安らぎを与えてくれます。私も若いときにはこんなアルバムを聴くことはなかったでしょう。C.ヘイデンやH.ジョーンズとともに、私もそれだけ年輪を重ねてきたということでしょうか。

《追伸》
このたび、ずいぶん久しぶりにブログをアップしました。今まであまり反応もなかったため、書いても読んでくれる人がいないのではと思い、遠ざかっておりました。
数日前、私の友人Mが店に来てくれて、「私もそうだが、楽しみに見ている人もいるのだから、また続けるように。」と心強い励ましをいただきました。このままではいけないと思いつつ今日まで来てしまいましたが、Mが背中を押してくれたのを機会に、また稚拙な文章をお目にかけると思います。どうぞ、これからもよろしくお願いします。