Autumn In New York (続き)

前回、Claude Williamson のピアノ・トリオによるAutumn In New Yorkをご紹介しました。

実際、日本のジャズメンにはそれほど取り上げられておりませんが、アメリカではお好きな方が多いようで、アルバムのタイトルにもずいぶん使われています。
アメリカの人にとってはご当地ソングの化しているのかもしれません。
日本人の感覚で言えば「小樽の女」とか「雨の御堂筋」、「大阪しぐれ」に相応するのでしょうか。

そこで、今日はもう一つ、ビ・バップ・トランペットの名手Kenny Dorhamの演奏をご紹介したいと思います。
こちらの演奏は1956年5月にニュー・ヨークのクラブで録音されたもので、演奏そのものはしっとりとして派手さがないのですが、これぞ(B級)ジャズの醍醐味と言えます。
  


Posted by カフェおやじ. at 2010年10月26日19:26

Autumn In New York

ここ数日、やっと秋らしくなったように思います。
つきましては、この時期に聴きたい曲をご紹介いたします。


「秋」と言えば「枯葉」、「枯葉」と言えば「SOMETHIN’ ELSE」という名盤があります。
(このアルバムはMiles Davisの演奏が有名すぎて、Cannonball Adderleyのリーダー作だと思っている人は少ないようです。かく言う私も、このアルバムはマイルスの区分に入れてあります。)
「枯葉」(もちろんジャズに限定しての話ですが)については、このアルバムを超える演奏はどこを探しても見つかりません。

「秋」を演奏した曲では、ヴァーノン・デュークが作曲した「Autumn In New York」という名曲があります。
数多い演奏の中から、玄人好みで(シャレではなく)Claude Williamsonのピアノ・トリオの演奏はいかがでしょうか。一人でバーボンでも飲みながら聴くと季節感が充満してくること請け合いです。

  


Posted by カフェおやじ. at 2010年10月19日18:56