
1976年に録音された、フィル・ウッズ会心のライヴ・アルバムです。
フィル・ウッズと言えば、1970年代初期にヨーロッパの一流ミュージシャンと組んだ「ヨーロピアン・リズム・マシーン」が有名ですが、今回初めてCD化されたこのアルバムは、ヨーロッパからアメリカへ帰って、新たなメンバーを編成して録音した名演奏が聞かれます。
フィル・ウッズはチャーリー・パーカーの後継者ではありますが、その演奏はパーカー派のビ・バップの枠にはまらない、豪放な演奏と溢れるアドリヴで、聞き手を取り込んでしまう魅力があります。
このたび発売された2枚組のアルバムでは、そんなフィルの良さがたっぷり2時間も楽しめます。