そのなかで、特に私が親しくしていただいたジャズ喫茶を1件ご紹介します。
お店の名前は響、東京神田の明大下にありました。
私が大学に通っている4年間、授業の合間にはいつもそこで本を読んでいました。これ以上長居をすると嫌われるのではないか、と気にしながら、コーヒー1杯でおよそ2時間をすごしていました。
そこのマスターは大木さんという方で、お話をするのにだいぶ時間がかかりましたが、各地のジャズ喫茶の情報を教えてもらい、かわりに私は静岡や行った先のジャズ喫茶のマッチをお土産に持って行き、とても親しくしていただきました。
「響」では、デザインを変えずに「響」の文字の色だけを変えたマッチを出していました。マスターのこだわりが感じられたものです。