レイ・ブライアント死去

先月初めのことですが、ピアニストのレイ・ブライアントさんが亡くなったというニュースが報じられました。
日本では「10人のピアニスト」で来日していますが、あまり知られていないようです。

R.ブライアントが一躍有名になったのは、1972年のモントルー・ライヴ「ALONE AT MONTREUX」です。
オスカー・ピーターソンの代役として急遽ソロでモントルーのステージに出演するのですが、そのステージは素晴らしいものです。
まずお得意の「GOTTA TORAVEL ON」から演奏が始まりますが、観客が静まりかえって演奏に耳を傾けている様子が目に見えるようです。そして、その1曲目が終わって少し間を置き、我に返った観客から割れんばかりの拍手が響きます。
それからは、リラックスした演奏が続きます。

レイ・ブライアント死去


















私がR.ブライアントのアルバムを初めて購入したのは、今から40年以上も前のことです。
アルバム・タイトルは「GOTTA TORAVEL ON」、モントルーでも1曲目に演奏した曲の初吹込みのレコードです。
「ALONE AT MONTREUX」は誰もが認める素晴らしいアルバムですが、CADETというシカゴの小さなレコード会社から発売された「GOTTA TORAVEL ON」が私の愛聴盤です。


レイ・ブライアント死去


















日本ではあまり知られていないR.ブライアントですが、マイルス・デヴィスとのレコーディングも残しています。
この機会に(亡くなった機会と言ったら叱られるかもしれませんが)、R.ブライアントのゴスペル色あふれるブルース・フィーリングのジャズを体験してみてください。
決して難しい音楽ではないので、一度聴いていただけたらどなたも楽しめると思いますよ。




Posted by カフェおやじ. at 2011年07月21日22:06

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